native2ascii
Section: 国際化ツール (1)
Updated: 2013年11月21日
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名前
native2ascii - サポートされている任意の文字エンコーディングの文字を含むファイルを、ASCIIおよびUnicodeでエスケープされたファイルに変換して(またはその逆)、ローカライズ可能なアプリケーションを作成します。
概要
-
native2ascii [ inputfile ] [ outputfile ]
inputfile
-
ASCIIに変換するエンコードされたファイル。
outputfile
-
変換されたASCIIファイル。
説明
native2asciiコマンドは、ASCII文字セットに含まれないすべての文字にUnicodeエスケープ(\uxxxx)表記法を使用して、Java Runtime Environment (JRE)でサポートされているエンコードされたファイルを、ASCIIでエンコードされたファイルに変換します。このプロセスは、ISO-8859-1文字セットに含まれない文字が含まれているプロパティ・ファイルで必要です。このツールは、その逆の変換を実行することもできます。
outputfile値を省略した場合、標準出力に出力されます。さらに、inputfile値を省略した場合、標準入力から入力されます。
オプション
-reverse
-
逆の処理を行います。つまり、ISO-8859-1でUnicodeエスケープを使用してエンコードされたファイルを、JREでサポートされる文字エンコーディングのファイルに変換します。
-encoding encoding_name
-
変換処理で使用する文字エンコーディングの名前を指定します。このオプションが存在しない場合は、デフォルトの文字エンコーディング(java.nio.charset.Charset.defaultCharsetメソッドで定義された)が使用されます。encoding_name文字列は、JREでサポートされている文字エンコーディングの名前にする必要があります。http://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/intl/encoding.doc.htmlにある
「サポートされているエンコーディング」を参照してください
-Joption
-
Java Virtual Machine (JVM)にoptionを渡します。optionには、Javaアプリケーション起動ツールのリファレンス・ページに記載されているオプションを1つ指定します。たとえば、-J-Xms48mと指定すると、スタートアップ・メモリーは48MBに設定されます。java(1)を参照してください。