servertool

Section: Java IDLおよびRMI-IIOPツール (1)
Updated: 2013年11月21日
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名前

servertool - 開発者が永続サーバーを登録、登録解除、起動、停止するための使いやすいユーザー・インタフェースを提供します。  

概要

servertool -ORBInitialPort nameserverport [ options ] [ commands ]

options

コマンド行オプション。オプションを参照してください。

commands

コマンド行コマンド。コマンドを参照してください。

servertoolservertool >servertool >  

説明

servertoolコマンドは、開発者が永続サーバーを登録、登録解除、起動、停止するためのコマンド行インタフェースを提供します。コマンド行コマンドを使用すると、サーバーに関する様々な統計情報を取得できます。コマンドを参照してください。  

オプション

-ORBInitialHost nameserverhost

このオプションは必須です。ネーム・サーバーが実行され、着信リクエストをリスニングするホスト・マシンを指定します。nameserverhost値は、orbが実行され、リクエストをリスニングしているポートを指定する必要があります。このオプションを指定しない場合、値はデフォルトでlocalhostに設定されます。orbdservertoolが異なるマシン上で実行されている場合は、orbdが実行されているホストの名前またはIPアドレスを指定する必要があります。

注意: Oracle Solarisでは、1024より小さいポート上でプロセスを開始するには、rootユーザーになる必要があります。nameserverport値には、1024以上のポート番号を使用することをお薦めします。

-Joption

Java Virtual Machineにoptionを渡します。optionには、Javaアプリケーション起動ツールのリファレンス・ページに記載されているオプションを1つ指定します。たとえば、-J-Xms48mと指定すると、スタートアップ・メモリーは48MBに設定されます。java(1)を参照してください。
 

コマンド

servertoolコマンドは、コマンド行コマンドを使用して、または使用せずに起動できます。

servertoolの起動時にコマンドを指定しなかった場合、コマンド行ツールにコマンド入力を求めるservertoolプロンプトが表示されます: servertool >

servertoolの起動時にコマンドを指定した場合、Java IDL Server Toolが起動してコマンドを実行し、終了します。

register -server server-class-name -classpath classpath-to-server [ -applicationName application-name -args args-to-server -vmargs flags-for-JVM ]

Object Request Broker Daemon (ORBD)に新規永続サーバーを登録します。サーバーが未登録の場合、登録してアクティブ化します。このコマンドによって、-serverオプションで識別されるサーバーのメイン・クラス内でインストール・メソッドが呼び出されます。このインストール・メソッドは、public static void install(org.omg.CORBA.ORB)になっている必要があります。インストール・メソッドはオプションであり、開発者はデータベース・スキーマの作成など独自のサーバー・インストール動作を指定できます。

unregister -serverid server-id | -applicationName application-name

サーバーIDまたはアプリケーション名で、サーバーをORBDから登録解除します。このコマンドによって、-serverオプションで識別されるサーバーのメイン・クラス内でアンインストール・メソッドが呼び出されます。 uninstallメソッドは、public static void uninstall(org.omg.CORBA.ORB)になっている必要があります。uninstallメソッドはオプションであり、開発者はinstallメソッドの動作の取消など、独自のサーバー・アンインストール動作を指定できます。

getserverid -applicationName application-name

application-name値に対応するサーバーIDを返します。

list

ORBDに登録されているすべての永続サーバーに関する情報を一覧表示します。

listappnames

現在ORBDに登録されているすべてのサーバーのアプリケーション名を一覧表示します。

listactive

ORBDによって起動され、現在実行されているすべての永続サーバーに関する情報を一覧表示します。

locate -serverid server-id | -applicationName application-name [ -endpointType endpointType ]

登録されたサーバーで作成したすべてのORBの特定のタイプについてエンドポイント(ポート)を検出します。サーバーが実行されていない場合、アクティブ化されます。endpointType値が指定されていない場合、サーバーのORBごとに関連付けられているplainタイプまたはnon-protectedタイプのエンドポイントが返されます。

locateperorb -serverid server-id | -applicationName application-name [ -orbid ORB-name ]

登録されたサーバーの特定のObject Request Broker (ORB)で登録されたエンドポイント(ポート)を検出します。サーバーが実行されていない場合、アクティブ化されます。orbidが指定されていない場合、デフォルト値の""orbidに割り当てられます。ORBが空文字列のorbidで作成されている場合、登録したポートがすべて返されます。

orblist -serverid server-id | -applicationName application-name

サーバー上に定義されたORBのORBIdを一覧表示します。ORBIdはサーバーで作成されたORBの文字列名です。サーバーが実行されていない場合、アクティブ化されます。

shutdown -serverid server-id | -applicationName application-name

ORBDに登録されたアクティブなサーバーを停止します。このコマンドの実行中に、-serveridパラメータまたは-applicationNameパラメータで指定されたクラス内に定義されたshutdownメソッドも呼び出されてサーバー・プロセスを停止します。

startup -serverid server-id | -applicationName application-name

ORBDに登録されたサーバーを起動またはアクティブ化します。サーバーが実行されていない場合、このコマンドがサーバーを起動します。サーバーがすでに実行されている場合は、エラー・メッセージが表示されます。

help

servertoolコマンドを介してサーバーが利用できるすべてのコマンドをリストします。

quit

servertoolコマンドを終了します。
 

関連項目

orbd(1)


 

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