xjc
Section: Java Webサービス・ツール (1)
Updated: 2013年11月21日
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名前
xjc - XMLスキーマ・ファイルを完全注釈付きのJavaクラスにコンパイルします。
概要
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xjc [ options ] schema file/URL/dir/jar ... [-b bindinfo ] ...
options
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コマンド行オプション。オプションを参照してください。
schema file/URL/dir/jar ...
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XMLスキーマ・ファイルの場所。dirが指定されている場合は、すべてのスキーマ・ファイルがコンパイルされます。jarが指定されている場合は、/META-INF/sun-jaxb.episodeバインディング・ファイルがコンパイルされます。
-b bindinfo
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バインディング・ファイルの場所。
説明
プラットフォームのbinディレクトリにある適切なxjcシェル・スクリプトを使用して、バインディング・コンパイラを起動します。バインディング・コンパイラを実行するAntタスクもあります。http://jaxb.java.net/nonav/2.1.3/docs/xjcTask.htmlの
Using the XJC with Antを参照してください
オプション
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非標準オプションも参照してください
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非推奨で削除されたオプションも参照してください
-nv
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デフォルトでは、XJCバインディング・コンパイラは、ソース・スキーマを処理する前に厳密な検証を実行します。このオプションを使用すると、厳密なスキーマ検証か無効になります。これは、バインディング・コンパイラが検証を一切実行しないということではありません。より厳密でない検証を実行するということです。
-extension
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デフォルトでは、XJCバインディング・コンパイラは、JAXB仕様のCompatibilityの章で説明されているルールを厳密に強制します。付録E.2には、JAXB v1.0で完全にはサポートされていない一連のW3C XMLスキーマ機能が定義されています。場合によっては、このスイッチで有効になる-extensionモードでそれらの機能が使用できる場合があります。また、デフォルトの厳密なモードでは、仕様に定義されているバインディング・カスタマイズのみが使用できます。-extensionスイッチを指定すれば、JAXB Vendor Extensionを使用できます。
-b file
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処理する外部バインディング・ファイルを1つまたは複数指定します。バインディング・ファイルごとに-bスイッチを指定する必要があります。外部バインディング・ファイルの構文は柔軟です。複数のスキーマのカスタマイズが含まれる1つのバインディング・ファイルを使用したり、それらのカスタマイズを複数のバインディング・ファイルに分割したりできます。次に例を示します。xjc schema1.xsd schema2.xsd schema3.xsd -b bindings123.xjb
xjc schema1.xsd schema2.xsd schema3.xsd -b bindings1.xjb -b bindings2.xjb -b bindings3.xjbまた、コマンド行にスキーマ・ファイルとバインディング・ファイルを指定する順番は任意です。
-d dir
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デフォルトでは、XJCバインディング・コンパイラは、Javaコンテンツ・クラスを現在のディレクトリに生成します。このオプションを使用すると、代替出力ディレクトリを指定できます。出力ディレクトリはすでに存在している必要があります。XJCバインディング・コンパイラでは作成されません。
-p pkg
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このコマンド行オプションでターゲット・パッケージを指定した場合、その指定内容は、パッケージ名に対するすべてのバインディング・カスタマイズや、仕様で規定されているデフォルトのパッケージ名アルゴリズムよりも優先されます。
-httpproxy proxy
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[user[:password]@]proxyHost[:proxyPort]形式でHTTPまたはHTTPSプロキシを指定します。古い-hostおよび-portオプションは、後方互換性のために引き続きRIでサポートされますが、非推奨となりました。このオプションで指定されたパスワードは、topコマンドを使用する他のユーザーが表示できる引数です。セキュリティを高めるには、-httpproxyfileを使用してください。
-httpproxyfile file
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ファイルを使用して、HTTPまたはHTTPSプロキシを指定します。形式は-httpproxyオプションと同じですが、このファイル内に指定されたパスワードを他のユーザーが表示することはできません。
-classpath arg
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jxb:javaTypeおよびxjc:superClassカスタマイズが使用するクライアント・アプリケーションのクラス・ファイルの検索場所を指定します。
-catalog file
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外部エンティティ参照を解決するカタログ・ファイルを指定します。TR9401、XCatalogおよびOASIS XML Catalogの各形式がサポートされます。http://xerces.apache.org/xml-commons/components/resolver/resolver-article.htmlの
XML Entity and URI Resolversを参照してください
-readOnly
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デフォルトでは、XJCバインディング・コンパイラは、生成するJavaソース・ファイルを書込みから保護しません。このオプションを使用すると、XJCバインディング・コンパイラは生成されるJavaソースを強制的に読取り専用にします。
-npa
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**/package-info.javaへのパッケージ・レベルの注釈の生成を抑制します。このスイッチを使用して生成するコードでは、これらの注釈が他の生成済クラスに内部化されます。
-no-header
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多少のメモとタイムスタンプを含むファイル・ヘッダー・コメントの生成を抑制します。これを使用すると、生成されたコードとdiffコマンドとの互換性がより強くなります。
-target 2.0
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JAXB 2.1機能に依存するコードを生成しないようにします。これにより、生成されたコードをJAXB 2.0ランタイム環境(Java SE 6など)で実行できるようになります。
-xmlschema
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入力スキーマをW3C XMLスキーマとして扱います(デフォルト)。このスイッチを指定しない場合、入力スキーマはW3C XMLスキーマと同じように扱われます。
-relaxing
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入力スキーマをRELAX NGとして扱います(試験的および未サポート)。RELAX NGスキーマのサポートはJAXB Vendor Extensionとして提供されています。
-relaxing-compact
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入力スキーマをRELAX NG圧縮構文として処理します(試験的および未サポート)。RELAX NGスキーマのサポートはJAXB Vendor Extensionとして提供されています。
-dtd
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入力スキーマをXML DTDとして扱います(試験的および未サポート)。RELAX NGスキーマのサポートはJAXB Vendor Extensionとして提供されています。
-wsdl
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入力をWSDLとして扱い、その内部のスキーマをコンパイルします(試験的および未サポート)。
-quiet
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進捗情報や警告など、コンパイラの出力を抑制します。
-verbose
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情報メッセージを出力したり特定のエラー発生時にスタック・トレースを表示したりするなど、きわめて冗長になります。
-help
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コンパイラ・スイッチのサマリーを表示します。
-version
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コンパイラのバージョン情報を表示します。
schema file/URL/dir
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コンパイル対象となる1つまたは複数のスキーマ・ファイルを指定します。ディレクトリを指定する場合、xjcコマンドはすべてのスキーマ・ファイルをスキャンしてコンパイルします。
非標準オプション
-XLocator
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生成されたコードでは、非整列化の後にJava Beanインスタンスに含まれるソースXMLに関するSAX Locator情報が公開されます。
-Xsync-methods
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生成されたすべてのメソッド・シグニチャにsynchronizedキーワードが含められます。
-mark-generated
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生成されたコードに注釈@javax.annotation.Generatedを付けます。
-episode file
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コンパイルごとに指定されたエピソード・ファイルを生成します。
非推奨で削除されたオプション
-host & -port
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これらのオプションは-httpproxyオプションで置き換えられました。これらのオプションは、後方互換性を確保するためにサポートされますが、ドキュメントには記載されず、将来のリリースで削除される可能性もあります。
-use-runtime
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JAXB 2.0仕様では、移植性のあるランタイム環境が定義されたため、JAXB RIが**/impl/runtime パッケージを生成する必要がなくなりました。このため、このスイッチは不要となり、削除されました。
-source
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-source互換性スイッチは、JAXB 2.0の最初のEarly Access版で導入されました。このスイッチはJAXB 2.0の今後のリリースから削除されます。1.0.xコードを生成する必要がある場合は、1.0.xコード・ベースのインストールを使用してください。
コンパイラの制限
通常は、関連するすべてのスキーマを、同じバインディング・コンパイラ・スイッチを指定して1つの単位としてコンパイルするのが最も安全です。xjcコマンドの実行時には、次の制限リストに留意してください。これらの問題のほとんどは、xjcコマンドを何度か呼び出して複数のスキーマをコンパイルする場合にのみ当てはまります。
複数のスキーマを同時にコンパイルする場合は、ターゲットのJavaパッケージ名に次の優先順位のルールが適用されることに注意してください。
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1.
-pオプションが最も優先されます。
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2.
jaxb:packageのカスタマイズ。
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3.
targetNamespaceが宣言されている場合は、targetNamespaceを仕様で定義されているJavaパッケージ名のアルゴリズムに適用します。
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4.
targetNamespaceが宣言されていない場合は、generatedという名前のハードコードされたパッケージを使用します。
1つのネームスペースが複数のjaxb:schemaBindingsを持つことはできないため、異なるJavaパッケージにコンパイラされる同一ターゲット・ネームスペースが2つのスキーマを持つことはできません。
同じJavaパッケージにコンパイラされるスキーマはすべて、同時にXJCバインディング・コンパイラに送信される必要があります。別々にコンパイルすると、予想どおりに機能しません。
複数のスキーマ・ファイルにまたがる要素置換グループは、同時にコンパイルする必要があります。
関連項目
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•
http://jaxb.java.net/nonav/2.2.3u1/docs/xjc.htmlの
Binding Compiler (xjc)
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•
http://www.oracle.com/technetwork/articles/javase/index-140168.htmlの
Java Architecture for XML Binding (JAXB)